日々の経理業務に追われていませんか?
経理は会社の運営に欠かせない業務ですが、「もっと楽にならないのか」と悩む経営者や経理担当者は少なくありません。
本記事では、「中小企業の経理をもっと楽にしたい」というニーズに応えるために、税理士が現場で培った経験から、経理効率化の秘訣を紹介します。
「日々の経理に追われるのはもう限界」「もっとコア業務に集中したい」という中小企業の経営者や、経理担当者の方はぜひ最後までご覧ください!
中小企業経理のよくある悩みと課題
中小企業では、経理業務が属人化しやすく、手作業中心でミスも起こりがちです。まずは、よくある課題を整理しましょう。
経理担当者が少なく、業務が集中する
中小企業では「経理=1人担当」が多く、経理担当者が休んだ場合や退職した場合の引き継ぎが難しいのが現状です。業務がブラックボックス化し、経営者自身が数字を把握できないという状況に陥っているケースもあります。
書類・データの管理が煩雑
紙ベースの帳票が多く、データ化されていないことによって、探す手間・保管場所の問題・確認の手間が発生しています。法改正により電子保存が求められるなかで、対応が追いついていない企業も多いです。
日々の仕訳・請求書処理に時間がかかる
エクセルや手書きによる処理が続いていると、毎月の仕訳や請求書管理が膨大な時間を奪います。さらに締め処理時期には残業が発生するなど、業務負荷が集中しやすくなっています。
経理効率化の第一歩は「業務の棚卸し」
経理業務を効率化するには、まず現在の業務を把握する必要があります。
ステップ1:現在の業務内容をすべて書き出す
仕訳、請求書処理、領収書管理、振込、帳簿作成、月次試算表の作成など、日々行っている業務を細かくリストアップします。この時、所要時間や関係者も併記しておくと、後の分析に役立ちます。
ステップ2:必要・不要を仕分けする
棚卸しした業務の中から、「絶対に必要な作業」と「重複・無駄がある作業」を分けていきます。例えば、同じ数字を複数の帳票に転記しているなどは、効率化の余地があります。
ステップ3:見直しの優先順位を決める
「手間がかかっていて効果の小さい業務」「他部門との連携で解決できる業務」など、改善のインパクトが大きい順に優先順位をつけましょう。
税理士が勧める経理効率化の具体的手法
経理をもっと楽にするために、現場で実践されている具体的な方法を紹介します。
経理ソフトの導入で自動化を進める
クラウド型経理ソフト(例:マネーフォワード、freee、弥生オンライン)を導入することで、以下のような自動化が可能になります。
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✅銀行口座・クレジットカードとの自動連携
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✅AIによる仕訳の自動提案
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✅スマホでのレシート読み込み → 自動仕訳化
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✅経営者向けダッシュボードでリアルタイムで数字を把握
導入コストは月額数千円〜で、紙ベースでの運用やエクセル記帳から脱却することで、業務時間を半減できたという企業もあります。
経理業務の一部をアウトソーシング
月次の記帳代行や給与計算など、定型業務に関しては、税理士事務所や専門業者にアウトソーシングするのも効果的です。
【導入事例】
東京都内の建設会社(従業員20名)では、月次記帳と年末調整業務を税理士事務所に委託。導入当初は「社内業務の見直しに時間がかかるのでは」と懸念していましたが、実際は導入1か月目から記帳作業が大幅に削減されました。担当者の残業時間は月20時間→5時間に減少し、管理職との月次会議資料もスムーズに作成できるようになったことで、経営判断のスピードも向上しました。
経理効率化で得られる5つのメリット
経理業務の効率化は、単に「楽になる」だけでなく、企業全体に大きなメリットをもたらします。
1. 人件費や残業時間の削減
仕訳や計算処理を自動化することで、経理担当者の残業が減り、経営者自身の業務負担も軽減されます。
2. データのリアルタイム把握が可能
クラウド型会計ソフトを活用すれば、経営者自身がリアルタイムで数字を把握でき、経営判断もスピードアップします。
3. 経理ミス・漏れの防止
手入力ミスや集計ミスがなくなり、正確性が向上します。外部チェック機能も取り入れることで、さらに安心です。
4. 法改正対応がしやすくなる
インボイス制度や電子帳簿保存法など、経理に関わる法改正への対応もスムーズに。システムアップデートや専門家のサポートが受けられます。
5. コア業務への集中が可能に
効率化によって生まれた時間とリソースを、営業・商品開発などの「利益を生む活動」に充てることができます。
経理効率化を成功させる3つのポイント
1. いきなり全部変えようとしない
一気に変えると混乱が生じます。まずは仕訳・請求書処理など、影響の少ない部分から段階的に取り組むのがコツです。
2. 現場とのコミュニケーションを重視
実際に業務を担っている経理担当者や現場スタッフの意見を取り入れることで、スムーズに運用できます。
3. 税理士などの専門家と連携する
効率化には専門的な知見が必要です。自社にあった方法を選ぶためにも、税理士事務所など外部のプロと連携することが成功の鍵になります。
まとめ
中小企業の経理業務には多くの課題がありますが、現状を見直し、適切なツールと専門家のサポートを受けることで、「もっと楽に、正確に」変えていくことが可能です。
経理DXを一歩ずつ進めていくことが、会社全体の生産性と競争力を高める鍵となります。
当事務所では、経理ソフトの導入から、記帳代行・月次決算のサポートまでワンストップで対応可能です。
「経理を楽にしたい」と思った今が、改善のチャンスです。
まずは無料相談から、お気軽にご相談ください!