
こんにちは!多摩・八王子経理代行サービスです。
中小企業の経営において、「経理人材の採用」は非常に重要なテーマのひとつです。
「どういう基準で経理を採用すれば良いのか分からない」「応募者の何を評価すれば良いのか判断が難しい」といった声は、私たちの事務所にも多く寄せられます。特に、初めて経理職の採用を行う企業では、採用基準や評価方法が不明確なまま面接を進めてしまい、結果的にミスマッチが起きるケースも少なくありません。
この記事では、経理職を採用する際に押さえておきたい「採用基準」と、面接や実務テストで活用できる「評価方法」について、チェックリスト形式でご紹介します。
この記事を読むことで、採用判断の軸が明確になり、実際の面接でも評価基準に迷うことなく対応できるようになります。
経理担当者の採用を検討している中小企業の経営者や、採用に関わる管理部門の方は、ぜひ最後までご覧ください。
経理 採用基準とは?明確な基準が必要な理由
経理業務は企業の信頼を支える中枢的役割を担っており、数字に強く、責任感を持って仕事を遂行できる人材が求められます。採用基準を明確にすることで、面接や書類選考の段階で適切な判断が可能になります。
採用基準が不明確だと起こる問題
採用基準が曖昧だと、以下のような問題が生じやすくなります。
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-採用後に業務のギャップが発生し、早期離職の原因になる
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-面接官ごとに評価がバラバラで、判断基準にブレが出る
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-採用のたびに基準を見直す必要が生じ、組織的に効率が悪くなる
このようなリスクを避けるためにも、「経理 採用基準」は文書化し、社内で共有しておくことが重要です。
経理職の採用で重視すべき5つの評価項目
1. 経理実務の経験年数と業務範囲
経験年数はもちろん、どの業務まで任せていたかが重要です。仕訳や記帳だけでなく、月次決算や年次決算、税務申告の補助まで対応していたかどうかを確認しましょう。
チェックポイント:
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–月次・年次決算の経験はあるか
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–使用していた会計ソフトは何か(弥生会計、freeeなど)
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–税理士とのやりとり経験があるか
2. 資格の有無とその活用経験
簿記資格(特に日商簿記2級以上)は基本的なスキル証明となります。ただし、実務経験とセットで評価する必要があります。
チェックポイント:
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–日商簿記2級または同等資格を取得しているか
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–資格を業務で活かした経験があるか
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-今後のスキルアップ意欲はあるか
3. 数字感覚と正確性
経理業務は「正確性」が命です。ケアレスミスを減らすためにも、数字に対する意識や慎重さが求められます。
チェックポイント:
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-小さなミスにも気づく注意力があるか
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-計算スピードよりも正確性を重視しているか
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-過去に起こしたミスとその対処経験
4. コミュニケーション能力
経理は社内の他部署、取引先、税理士との調整が多いため、黙々と作業するだけでは務まりません。
チェックポイント:
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–税理士や金融機関とのやりとり経験があるか
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–社内調整に積極的か、話し方や説明の仕方は適切か
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–報告・連絡・相談ができるタイプか
5. 倫理観と責任感
経理職には企業の金銭を扱う責任があるため、倫理観や秘密保持の意識が問われます。
チェックポイント:
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–「お金」に対する誠実な考え方を持っているか
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–前職での勤怠や離職理由に不安点はないか
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–機密情報を守ることへの理解度
経理 採用に使える評価方法と実務テストの具体例
採用基準を設けたら、評価方法も統一しておくことが重要です。ここでは、実際に活用されている評価方法と実務テストをご紹介します。
書類選考時の評価方法
履歴書と職務経歴書から、以下の点を読み取ります。
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-職歴に一貫性があるか
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-経理としての成長やキャリア形成が見られるか
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-書類の記載内容に誤字脱字がないか(正確性の確認)
面接での評価ポイント
面接では、スキルだけでなく性格やコミュニケーションスタイルもチェックします。
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-過去の失敗経験とその対処方法の説明
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-質問に対する論理的な回答ができるか
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-自社の経理方針に共感しているか
実務テストの例
可能であれば、以下のような実務テストを導入することで、より精度の高い採用判断が可能になります。
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-仕訳問題(3級〜2級レベル)
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-数値入力ミスを含むデータの修正テスト
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-Excelでの関数処理(VLOOKUP、SUMIFなど)
採用に不安があるなら「経理代行」も選択肢に
「良い人が見つからない」「採用に失敗したくない」と感じる企業には、経理代行サービスの活用も効果的です。
採用リスクを負わずに、経験豊富な経理のプロに業務を任せることで、正確性とスピードを兼ね備えた経理体制の構築が可能になります。
まとめ
経理人材の採用基準は、企業の安定運営に直結する極めて重要なポイントです。採用の失敗は、業務効率や企業信用に大きな影響を与えるため、採用基準と評価方法を明確にし、社内で統一することが求められます。
今回ご紹介したチェックリストと評価方法を参考に、自社にとって最適な経理人材を見つけてください。
また、採用リスクや人材確保に不安を感じる場合には、多摩・八王子経理代行サービスもぜひご検討ください。無料相談も承っております。
多摩・八王子経理代行サービスでは、経理代行サービスはもちろんのこと、給与計算、年末調整等の関連業務を含む給与計算業務に係るトータルサポートを承っております。貴社に訪問して経理業務を行うので、引き継ぎまで時間がなくても安心です。社会保険料、源泉徴収税の控除を含む給与計算から、給与明細の発行、給与振込までの各種代行業務や、クラウド会計・クラウド給与・勤怠ソフトの導入もご提案いたします。さらに、クラウドソフト導入にあたり、IT導入補助金の申請サポートも行っており、貴社の業務効率化をお手伝いします。クラウドシステムによって、場所を選ばず給与データの確認や入力が可能となり、リアルタイムでの情報共有も実現します。
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