
こんにちは!多摩・八王子経理代行サービスです。
企業経営において「経理業務が人手不足で回らない」「法改正対応に追われて本業に集中できない」といった悩みを抱えている中小企業は多いのではないでしょうか。特に、インボイス制度や電子帳簿保存法の改正が相次ぐ中、従来のインストール型ソフトでは限界を感じる場面が増えています。
そこで注目を集めているのが 「経理 SaaS」 です。経理 SaaSはクラウド上で提供される経理システムで、データ共有のしやすさや自動化機能によって、従来のソフトにはない利便性を発揮します。
この記事では、経理 SaaSの仕組み、従来の経理ソフトとの違い、導入メリット・デメリット、さらに導入成功のためのステップについて詳しく解説します。中小企業の経営者や経理担当者にとって、経理 SaaSが本当に自社に必要かどうか判断できる内容となっています。
経理 SaaSとは?基本の仕組みを解説
経理 SaaS(Software as a Service)とは、クラウドを通じて提供される経理システムです。パソコンにインストールして利用する従来型ソフトとは異なり、インターネット環境があればどこからでも利用可能です。
主な機能は以下のとおりです。
-
①会計仕訳・帳簿作成の自動化
-
②請求書・見積書の作成と管理
-
③経費精算のオンライン承認フロー
-
④給与計算や年末調整の効率化
-
⑤インボイス制度や電子帳簿保存法への対応
-
⑥銀行口座やクレジットカードとの自動連携
従来型ソフトと経理 SaaSの違い
利用環境
-
従来型:1台のパソコンに依存。共有するにはUSBや社内サーバーが必要。
-
SaaS型:複数拠点やリモートワークでも同じデータをリアルタイム共有可能。
法改正対応
-
従来型:税制改正のたびにバージョンアップや買い替えが必要。
-
SaaS型:クラウド側で常に最新の状態に自動更新される。
セキュリティ
-
従来型:バックアップやウイルス対策は自社責任。
-
SaaS型:ベンダーによる暗号化・二要素認証・外部認証資格でデータを保護。
コスト
-
従来型:買い切り型が多く、導入時に高額なライセンス費用。
-
SaaS型:月額数千円から利用でき、初期費用を抑えやすい。
経理 SaaS導入のメリット
1:経理業務の自動化で効率化
銀行データやカード明細を自動取り込みし、仕訳を自動生成。手作業での入力が減り、入力ミス防止にもつながります。ある企業では、月40時間かかっていた経理処理が20時間以下に削減されました。
2:リモートワークに対応
経営者は出張先や自宅からでもスマホで最新の財務状況を確認可能。これにより資金繰りの意思決定スピードが向上します。
3:法改正対応の安心感
インボイス制度や電子帳簿保存法に自動対応。従来のように毎回アップデート作業を行う必要がありません。
4:コスト削減
新たに経理担当者を1人雇うよりも安価で導入可能。ペーパーレス化によって印刷費や保管コストも削減できます。
経理 SaaS導入のデメリットと注意点
インターネット環境が必須
通信が不安定だと作業が中断するため、安定したネット環境の整備が前提となります。
ランニングコストの発生
サブスクリプション型のため、長期利用すると買い切り型ソフトより高くなるケースがあります。
セキュリティリスクの懸念
クラウドである以上、外部攻撃リスクはゼロではありません。ベンダーのセキュリティ体制やISO認証取得状況を確認しましょう。
導入成功のためのステップ
-
①現状業務の棚卸し
どの業務を自動化したいか洗い出す。 -
②ネットワーク環境の整備
高速で安定した通信環境を確保する。 -
③SaaSベンダーの比較
セキュリティ対策、サポート体制、外部認証資格(ISO27001など)を確認。 -
④試用期間の活用
無料トライアルを使って操作性をチェックする。
まとめ
経理 SaaSは、従来型経理ソフトの課題を解決し、業務効率化・法改正対応・コスト削減を実現する強力な選択肢です。ただし、インターネット依存やランニングコストといったデメリットもあるため、自社の状況を整理した上で導入判断を行うことが重要です。
弊社では、経理 SaaSの選定から導入サポート、業務フロー改善までを一貫してご支援しています。経理業務の効率化やクラウド化をお考えの経営者様は、ぜひお気軽にご相談ください。