
こんにちは!多摩・八王子経理代行サービスです。
経理担当者の皆さん、「月次決算に毎月5日もかかってしまう」「手作業での仕訳入力や確認作業に追われて残業続き」という悩みを抱えていませんか?
このような課題は、中小企業にとって特に深刻です。人手不足や属人化が進み、経営者が自ら経理を兼任しているケースも珍しくありません。
しかし、AI会計ソフトを導入することで、月次経理にかかる時間を大幅に短縮できることをご存じでしょうか。最近では、AIが自動で仕訳を提案し、銀行やクレジットカードとの連携でデータ入力の手間をほぼゼロにするツールも登場しています。
この記事では、月次経理にかかる日数を「5日→1.5日」まで短縮した成功事例を踏まえながら、特に中小企業におすすめしたいAI会計ソフト5選を紹介します。
「経理の効率化で経営に集中したい」「人材不足をテクノロジーで補いたい」と考える経営者や経理担当者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
AI会計ソフトとは?中小企業に必要とされる理由
AI会計ソフトとは、AI(人工知能)の学習機能を活用し、仕訳入力・経費分類・レポート作成などを自動化する会計システムのことです。従来のクラウド会計ソフトよりも一歩進んだ「判断型会計ツール」として注目を集めています。
中小企業がAI会計ソフトを導入すべき3つの理由
1. 経理担当者の負担を大幅に軽減できる
AIが銀行データやクレジットカード明細を自動で仕訳するため、手入力作業が激減します。
例えば、仕訳入力に1日3時間かけていた企業が、AI会計ソフト導入後には15分で完了というケースもあります。
2. 属人化を防ぎ、経営者でも使いやすい
経理担当者が退職・休職した際、経理の引き継ぎに時間がかかるのは中小企業に多い悩みです。
AI会計ソフトは、仕訳ルールや勘定科目の処理方法を自動記録し、誰でも同じ精度で処理できる環境を整えます。
3. リアルタイムで経営状況を把握できる
AI会計ソフトは、クラウド上でデータを管理するため、経営者がスマートフォンからでも最新の収支を確認できます。これにより、資金繰りや投資判断がスピーディに行えるようになります。
月次経理が「5日→1.5日」になった実例
私が顧問しているある製造業の中小企業(従業員15名)は、以前まで月次経理に5営業日かかっていました。
仕訳データの確認や経費の入力、資料の突き合わせなど、担当者1人では処理が追いつかない状況でした。
しかし、AI会計ソフトを導入した結果、以下のような改善が見られました。
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①預金取引・クレカ明細を自動取り込み
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②AIが仕訳を自動提案(約90%の精度)
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③不明取引のみ担当者が確認
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④チーム内でデータをクラウド共有
この結果、月次処理時間は5日→1.5日に短縮。
経営者は「経理報告のスピードが上がり、意思決定が早くなった」と実感しています。
中小企業におすすめのAI会計ソフト5選
ここからは、特に中小企業での導入実績やサポート体制に優れたAI会計ソフトを5つ紹介します。
1. マネーフォワード クラウド会計
AI会計ソフトの先駆け的存在。銀行・カード・POSレジ・請求書など、4,000以上のサービスと自動連携できます。
仕訳学習機能の精度が高く、使うほどにAIが正しい仕訳を学習。経理初心者でも安心して使えます。
さらに、税理士連携機能が充実しているため、顧問税理士とのデータ共有もスムーズです。
2. freee会計
スタートアップや小規模企業に人気のAI会計ソフト。直感的なUIとスマホ操作のしやすさが魅力です。
AIが「これは交際費です」「これは仕入です」と自動判定してくれるため、経理知識がなくても使えます。
電子帳簿保存法やインボイス制度にも完全対応しており、法改正対策も万全です。
3. 弥生会計オンライン
老舗ブランドの信頼感が強いAI対応クラウド会計。
AIによる仕訳推定機能を搭載し、これまでの弥生シリーズとのデータ互換性も高いのが特徴です。
サポート体制が非常に手厚く、電話・チャット・リモート操作による支援が受けられるため、導入初期の不安が少ない点が評価されています。
4. スマート会計 by A-SaaS
会計事務所と共同開発されたAI会計ソフトで、税理士とのデータ共有を前提に作られています。
AIが仕訳・月次残高・決算データを自動処理するため、顧問税理士との月次チェックもスピーディ。
特に、複数事業や部門管理を行う中小企業に向いています。
5. PCAクラウド会計DX
AI-OCR技術を活用し、請求書・領収書を読み取って自動仕訳を生成。
オンプレミス(社内サーバー)とクラウドのハイブリッド運用が可能なため、セキュリティ重視の企業にもおすすめです。
内部統制を意識した監査ログ機能も備え、経営管理・監査対応にも強いのが特徴です。
AI会計ソフト導入のポイントと注意点
導入前に検討すべき3つのポイント
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✅社内業務フローとの整合性
AI会計ソフトの効果を最大化するには、既存の経理フローとの整合性を確認することが重要です。 -
✅税理士・会計事務所との連携
導入後のチェック体制を整えることで、仕訳精度の向上と決算時のトラブル防止につながります。 -
✅従業員教育とルールづくり
AIが誤認識するケースもゼロではないため、最初の数か月は人によるダブルチェックを行いましょう。
まとめ:AI会計ソフトは中小企業の経営スピードを変える
AI会計ソフトを導入することで、経理の効率化だけでなく「経営判断のスピード」そのものが変わります。
月次経理が5日かかっていた企業が、1.5日で終わるようになれば、その分を営業活動や顧客対応に充てられます。
また、AIが仕訳を自動化することで、属人化リスクを防ぎ、ミスや不正のリスクも軽減できます。
これからの時代、「人が数字を入力する経理」から「AIが処理し、人が確認する経理」へと変わっていくでしょう。
弊社でも、AI会計ソフト導入のサポートや業務効率化のご相談を承っております。
「うちの業種でも導入できるのか?」といった初歩的なご相談でも構いません。
お気軽にお問い合わせください。