経理代行のメリット&デメリット
経理代行サービスで多くのメリットが得られますが、当然ながらデメリットも存在します。
本ページでは経理代行サービスの導入を検討されている方へと、メリットとデメリットの具体例と、それぞれの注意点をご紹介します。
経理代行サービスメリット&デメリットまとめ
多くのメリットをもたらす経理代行サービスですが、当然ながらデメリットも存在します。
経理代行のメリット、デメリットには下記のようなものがあります。
メリットとデメリットを天秤にかけ、経理代行サービスを選択すべきか、のご判断にお役立てください。
メリット
①経理にまつわる負担やストレスから解放され、経営者が本業に専念できる
②採用・教育コストや給与・賞与などのコスト削減につながり、労務リスクからも解放される
③経理業務の高度化・効率化により、タイムリーかつシームレスな経営判断が可能となる
デメリット
①経理業務をアウトソースすることで、経理業務のノウハウが社内に蓄積されない
②第三者が社内情報を見ることに情報漏洩リスクがないとはいえない
③社外であるがゆえ、経理に関する対応に時間がかかってしまう場合もある
次章で詳しくご説明します。
経理代行サービスのメリット
①経理にまつわる負担やストレスから解放され、経営者が本業に専念できる
「経営者が本業に専念できる」ことは経理代行サービスの大きなメリットのひとつです。
経理=経営管理は、企業を経営するうえで重要な業務のひとつですが、収入や収益に、直接的な結びつきはありません。
そのうえ、経理で求められる専門知識は、法改正などにより常に変化し続け、その守備範囲に多くの幅と奥行きが求められることから、日々の業務量が膨大になりがちです。
このような経理代行サービスによって、収入や収益に直接的な結びつきがある行動に限られた時間を集中することができ、結果として、企業の増収・増益を期待することができます。
②採用・教育コストや給与・賞与などのコスト削減につながり、労務リスクからも解放される
経理担当者を採用しようとする場合、求人媒体の出稿費用や人材紹介料などの採用・教育コストが発生します。
そのうえ、事実として、採用のコストや労力と、採用の成果とが比例関係にあるとはいえず、苦労して人材募集をしたとしても、自社にマッチする優秀な人材を獲得できる可能性が高い、とはいえません。
仮に採用できたとしても、給与のみならず、賞与や交通費・住宅手当などの支給や社会保険の負担もあり、結果として、人件費が想定よりも多額になる、ということも少なくありません。もちろん、残業や有給管理などもコストとなり、かつ労務リスクとなり得ます。
また、縁あって採用した人材に、多くの時間を割いて教育を加えたとしても、何らかの理由によりその人材が退職してしまえば、いちから振り出し、あらためて求人活動に戻る必要があり、この点が最大の雇用・労務のリスクです。
経理代行サービスの経験豊富な経理のプロにこのような突然の退職リスクはなく、採用や教育などのコスト、交通費や諸手当、社会保険の負担など、間接的に発生するコストや労務リスクもなく、よって、想定よりコスト高になることもありません。
経理代行サービスの利用を検討する際には、経理担当者の給与のみならず、「採用→教育→雇用→退職→採用→…」という一連の労務管理で発生し得るコストも含めて、いずれに経済合理性があるのかを判断する必要があります。
③経理業務の高度化・効率化により、タイムリーかつシームレスな経営判断が可能となる
専門知識を持つプロが経理を代行することにで、企業の数値をタイムリーかつシームレスに、精度の高い情報として把握することができます。
この数字という重要な情報をもとに、機を逸することのない経営判断ができる点が、最大のメリットであるといえます。
また、依頼先によっては経理代行サービスに加えて、経営のアドバイスを行ってくれる場合もあるので、契約前にチェックしておくことをおすすめします。
経理代行サービスのデメリット
①経理業務をアウトソースすることで、経理業務のノウハウが社内に蓄積されない
経理をプロが代行することでタイムリーかつシームレスに、精度の高い情報として把握することができます。
他方、自社で経理業務に関与する機会が良くも悪くも減ってしまい、社内にノウハウが溜まりにくくなる場合があります。
継続的に経理代行サービスを利用するのであれば問題にはなりませんが、デメリットのひとつとして認識しておくことが望ましいと考えます。
②第三者が社内情報を見ることで情報漏えいのリスクが発生する
経理代行サービスでは、領収書などの証憑をはじめ、社内の機密データを第三者に預ける必要があります。
もちろん、一定のセキュリティ管理は整備されていることが前提になりますが、社内の重要データが流出してしまうリスクもゼロとは言い切れません。
そのため、経理代行サービスを選択する際には、そのセキュリティ体制がどうなのか、を評価する必要があります。
③経理処理を対応するまでに時間がかかってしまう場合ある
経理代行サービスを利用する場合、社内には経理担当者が不在となることから、急ぐ経理処理に対してスピーディな対応ができない場合もあり得ます。
ただし、経理代行サービスを依頼する先が、クラウドに対応していれば、オンライン上での処理や対応ができることから、このような心配は無用です。
経理代行サービスにはデメリットもありますが、事前にしっかりと理解することでデメリットを回避し、デメリットに大きく勝るメリットを得ることができます。
経理代行サービスについてもっと詳しく知りたい方はこちらから
当社では、こうした「経理のお悩み」の解決を、経理代行サービスでサポートします。
貴社の経営環境や経営課題に応じて、最適なサポート内容をご提案いたします。
もちろんご相談内容は守秘義務により厳重に守られますので、ご安心ください。
経理代行サービスについてもっと詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。
経理代行サービスページへ